Instrument Watchesインストゥルメント ウォッチ

EZM12

EZM12は、命を救うため時間と戦うドクターヘリの救命医師のために開発されたモデルで、カウントアップ式のインナーベゼルとカウントダウン式の回転ベゼルを搭載したモデルです。2時位置のリューズで操作するカウントアップ式のインナーベゼルは、救助活動における「プラチナの10分」と「黄金の1時間」を把握するために役立ちます。これは、最初の10分で重傷患者に応急処置を施し、事故から1時間以内に病院に搬送するためのものです。カウントダウン式回転ベゼルは、例えば、投与された医薬品の効果が出るまでの正確な時間を計測できます。さらにヘリコプターのローターの形状にデザインされた秒針により、4本の羽のうちの1つを使い15秒ごとに心拍数を簡単に計測できるパルスローターを備えています。これは両手がふさがっていてもクロノグラフのプッシャーを押すという動作なしに計測ができる仕組みです。
EZM12のもう一つの特徴は、ベルトとベゼルを簡単に洗浄できることです。時計に装着されたシリコンストラップは工具を使用せずに取り外すことができ、回転ベゼルは付属のポケットナイフのドライバーを使用して簡単に取り外しが可能です。これらの部品は消毒剤による洗浄にも適しています。時計ケースは、医師が使用するラテックスやニトリル製手袋を引き裂かないようあえてシャープなエッジやコーナーを排除し、夕刻や夜間のドクターヘリでの飛行中の視認性、また飛行中の揺れを想定した見やすさにも着目しています。
EZM12は、救急隊員がドクターヘリでの救命活動に大きく貢献できるよう、徹頭徹尾考え抜かれた高性能ツールなのです。

ドイツにおいて航空救命活動に従事する医師の協力を得て、ドクターヘリの救命医師のためにSinn(ジン)が開発したミッションタイマーです。ドイツでの救命救急の基準となる「プラチナの10分」と「黄金の一時間」が計測可能な回転ベゼルを備え、心拍数測定用のパルスメーターや、救助後の洗浄を考慮した構造、熱や磁気、湿気に対する高い耐久性を備えています。
EZM12 | ドイツ製腕時計 Sinn(ジン)公式サイト
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https://sinn-japan.jp/ezm12.html
https://sinn-japan.jp/assets/img/ogp/ezm12.jpg
SINN OFFICIAL WEB SITE | ドイツ製 高機能腕時計「ジン特殊時計」
ドイツにおいて航空救命活動に従事する医師の協力を得て、ドクターヘリの救命医師のためにSinn(ジン)が開発したミッションタイマーです。ドイツでの救命救急の基準となる「プラチナの10分」と「黄金の一時間」が計測可能な回転ベゼルを備え、心拍数測定用のパルスメーターや、救助後の洗浄を考慮した構造、熱や磁気、湿気に対する高い耐久性を備えています。

【ムーブメント】

【機能】

  • 時・分・秒(センターセコンド)
  • パルスローター(心拍数測定用パルスメーター)
  • デイデイト表示

【ケース・ベルト】

  • ケース:ステンレススチール(904L、テギメント加工
  • ベルト:シリコンストラップ
  • 風防:両面無反射サファイアクリスタル
  • カウントアップ式インナーベゼル
  • カウントダウン式両方向回転ベゼル(904L、PVD加工+テギメント加工
  • リューズ:非ねじ込み式
  • 裏蓋:スチール(非テギメント)、ねじ込み式
  • 防水性能:20気圧防水
  • 減圧耐性
  • Arドライテクノロジー搭載

【サイズ・重量】

  • ケースサイズ:直径44mm×厚さ14mm
  • 重量:122g(ベルトを除く)
  • ベルト幅:22mm

【その他】

  • 保証期間:3年

税込価格 ¥858,000(税別価格 ¥780,000)

EZM12
EZM12は、ポケットナイフ、ベルト交換ツール、予備のバネ棒とともに特別ボックスに収められています。

EZM12は、救急出動に向けて考案されたパルスローター、カウントアップ式インナーベゼル、カウントダウン式回転ベゼルといった3種類の表示を使用することで、救命活動の時間的基準値を測定、観察できます。

パルスローター

EZM12

パルスローターは、脈拍を迅速に把握するのに役立ちます。それには、目盛りの開始位置(12時)にセットされた4つのローター羽の一つが到着するまで待ちます。脈が15回打つのを数えて、15回目の脈でパルスローター目盛り上の1分間の脈拍数を読みます。白く塗られたローターブレードは、通常の三針ウォッチの秒針に相当しますが、それに加えて秒針ストップ機能により時計を秒単位でぴったりと設定するのに役立ちます。

カウントアップ式インナーベゼル

EZM12

内側に配置されたベゼルは、「プラチナの10分」(オレンジ色の分目盛り)と「黄金の1時間」(黒からオレンジに変わる背景上の白の分目盛り)の監視に役立ちます。そのためには、内側に配置されたベゼルのスタート位置のマーキングを二時のリューズを使用して分針上に位置づけます。そうすれば、時間との、そして生命のための闘いをはっきりと目で把握できます。

カウントダウン式回転ベゼル

EZM12

外側に配置されたベゼルは、カウントダウンベゼルとして作られています。これを使うことで、例えば、救急ヘリコプターのローターが回転し始めるまでに残っている時間を追跡し、あるいは医薬品の効果が発生するまでの時間を監視することができます。そのために、残りの時間間隔(例えば10分)を分針上に回します。分針が三角マーキングに到着したら、予め設定した時間間隔を過ぎたということです。

クリーニングは簡単、消毒措置にも対応

EZM12は、洗浄と消毒が行いやすいように最適化されています。すべての構成部品を適切に設計することにより、いわゆる汚れがたまる箇所がなくなります。とりわけリューズの刻み部分の面積を広くとることで、溝の汚れが取り除きやすく洗浄が容易です。レーザー彫刻された回転リングのマークは、段差がない形状で設計されています。従って、そこに汚れがたまることはありません。

EZM12
ベルトシステムの分解
EZM12
EZM12のシリコンベルトは、特別な工具を使用することなく、腕から外せば簡単にベルトの着脱を行うことができます。
外装の回転ベゼルの分解
EZM12EZM12
付属のポケットナイフについた大型ドライバーをご使用いただき、外側の回転ベゼルを取り外すことができます。